春の宴

3月18日(土)のことです。
「今日も忙しい一日だったな。」
と思いながら車を走らせ、家路へと急ぎました。夜の7時半頃、家に着き、主人に「ただいま。」と言いながら鞄を置くと、
「今から、A君が来るから、酒の用意をしてくれないか。」
と言うので、
「あらっA君、今日はお彼岸のお墓参りに実家に帰って来たのかしらね。」
などと言いながら、急いでお酒の肴などを用意していると、A君がみえました。
「お久しぶりですね。義兄さんが亡くなられてから、4月で1年になるわね。どうぞ、ごゆっくりね。」
A君とお話しをしていると、チャイムが鳴り、
「こんばんは!」
と声がするので、玄関に出ると、甥のT君がみえました。
「おー。よう来たな。」
と主人。私はびっくりしながら、
「お父さん、ひょっとすると、お義兄さんのSさんにも声をかけてあるの?」
と聞くと、
「もうすぐ、Sさんも来ると思うよ。」
と言うので、私は慌てました。とにかく、酒豪揃いだからです。とにかく、酒の肴を用意しなくては…と。A君は、主人の本家の跡取りで、東京在住です。主人の甥にあたり、A君の父の義兄は去年がんでなくなり、義姉は7年前に同じく、がんで亡くなりました。すぐ近くに住んでいました。T君も主人の甥ですが、近くに住んでいる義姉Y子の長男で、元気印の50歳の公務員です。Sさんは、義姉Y子の旦那様です。4人とも、賑やかで、とにかくお酒大好き人間で、楽しいお酒を飲む人たちです。ビール・日本酒・ウイスキーと並び、お刺身やわけぎの酢味噌和え、焼豚、サラダ、炒め物などなど…次から次にお料理を出し、おもてなしをしました。皆、本当に沢山召し上がってくださり、うれしいです。お酒も進み、良く呑み、よく食べ、よく喋り、よく笑い…みんな、とても楽しそうです。まさしく、春の宴です。だんだん夜も更け、楽しい宴も午前1時でお開きです。
3連休なので、皆さんとてもゆっくりされて、嬉しそうにお帰りになられました。久しぶりに家中が華やぎ、笑いに包まれた一時です。
「こんな集まりも、たまにはいいわね。」
などと主人と話しながら…楽しい余韻を残して一日が終わりました。皆さん、楽しい時間をありがとうございました。また遊びにいらしてくださいね。