親心

2月最終の土曜日のことです。
会員のT子さんがお母様とご一緒にニコニコしながらご来社されました。T子さんは他支社のNさんとのお話が進んでいました。T子さんは1月の末にプロポーズをされ、もちろん喜んでお受けされました。

それより1ヵ月前の12月のことです。T子さんはNさんに「結婚を前提に交際してほしい。」と言われました。彼女は
「私にもこんな日が来たなんて、夢みたい。本当にうれしい。」
と手放しで喜んでいました。その時の本当にうれしそうな顔が今も印象深く心に残っています。
それを経ての1月のプロポーズなので、ご両親もとても喜んでみえました。3月にご両家でお顔合わせのお食事会をされる予定だそうです。それよりも一足早いご成婚退会です。

私がお母様に
「やっとバトンタッチできるお相手にバトンを渡して、バトンをつないでいけますものね、肩の荷が軽くなりましたよね。」
とお声をかけると
「本当によかったですよ。一安心です。今からスタートですが、若い者同士、仲良くやっていってくれればいいですよ。」
と。私も娘が3人いますが、確かに結婚して婿にバトンタッチするとホッとします。これで親の役目が終わった訳ではないんですが…。子供はいくつになっても子供なので、悩みはつきません。
いずれにしましてもT子さんのお母様の気持ちは本当によくわかります。
「親心ですよね。」

T子さん、今からがスタートです。仲良くね。
時には親にも甘えることも親孝行かも知れませんね。