お互いの気持ち

知らない者同士が出会い、そしてお互い何かしら惹かれあうものがあればまた会いたくなる…。そして何度か会ってお話したり、メールを交わしたり…時には遠出をしたりして、同じ景色を見て感じ、笑っい合いながら、いつの間にか…。
そして、大きな恋の花が咲いたり、小さな可愛らしく微笑ましい恋だったり、時にはつぼみのまま咲かずにだったりと…。
いろいろな恋の花を見てきました。
恋の花にはパッと燃えるように咲く花もあれば、片方だけが気持を寄せても、タイミングがずれれば咲かずに終わってしまったりと、人の気持ちはままならないものです。
 

A子さんはBさんとの結婚を切望していました。
BさんはA子さんの気持ちをわかっています。ただ、結婚したいと思うほどの気持ちは上がってきません。
A子さんもBさんのその気持ちはわかっていますので、自分から電話をかけて誘ったりと、何とかモチベーションをあげるように尽くします。
2人はデート中はとても楽しんでいます。ただ、彼の気持ちは平行線のままです。
A子さんはだんだん誘うのに疲れてきました。どうすればよいのか考えましたが、それが悩みに変わり、苦しみへと変わっていきました。
それならBさんは、はっきりこの交際を断らなければいけないと誰もが思います。ただ、BさんはA子さんの気持ちをわかっているだけに、
『この先、こんなに自分の事を好きになってくれる女性が現れるだろうか。彼女といると居心地は良いし…でも…。』
と、彼なりに悩んでいます。
しかし、このままではお互い苦しいだけで、先には進めません。
私はBさんにお話しました。
「A子さんの立場に自分を置き換えてみたら、答は出るでしょ。
今更言いにくいかもしれないけど、やはりはっきりと、今の自分の気持を伝えるべきですよ。それが、あなたを想ってくれているA子さんに対する思いやりと優しさですよ…。」


鳥が鳴き、花々が一斉に咲き始める嬉しい春が、もうそこまで来ています。
お2人の上にも暖かい春の陽ざしが降り注ぎますように…。