”幸せ”

子供達が手元から離れて20年近くになります。
主人と2人だけでの生活になり、夫婦の関係も年と共に変わってきました。

以前は時々ケンカをしたこともありましたが、もう、そんな気力もなくなってきたというか…。
その変わり、お互いの意見が食い違っても、自分の意志を通すのではなく、もめごとからスルッと逃れることが出来る様になってきました。
主人はリタイアして6年…。
気持ちの切り替えを端で見ていてもすがすがしいほど”見事”にし、今は本が読みたければ家で読み、図書館へ出掛けたり、山の仲間と時々登山をし、写真を撮りに出掛けたり、自然観察会に出掛けたりと、楽しんでいます。
その時「いいな。」と思う選択を自然の流れに沿って、悠々自適な生活を楽しみながら積極的に人づきあいをし、自分の好きなことをどんどん開拓しています。
私は、と言えば相変わらず、好きな”仕事”をさせていだだいていて感謝のみです。
お昼ご飯は、時間があれば私が出掛ける前に作りますが、時には主人が自分でうどんを作ったり…。
また、今までしてくれたことがなかったゴミ出しも、この頃では自分の仕事としてこなしてくれてとても助かっています。
私が最近特に心がけていることは、
「思ったことは言葉で表そう!」
ということです。
うれしい時は
「ありがとう。」
何かして欲しい時は
「悪いけどお願いできる?」
と…。
この2つの言葉を私たち2人の間ではとても大切にしています。
私のお休みの日は、お互いの用事がない以外は、「今日はお天気が良いし、どこか行く?」と、楽しいことを誘い合っています。
自然な気持ちに沿って2人の生活を楽しんでいるこの頃です。
”幸せ”とは、こんなものかもしれませんね。
感謝のみです。