遠慮せずに話してみること

A子ちゃんは27才ですが、とても気持ちの優しいピュアで素朴なお嬢さんです。
初めてご来社された時に「私はどちらかといえば引っ込み思案で、このままの自分では駄目だと思い、何とかしたくて思い切って伺いました。」と恥ずかしそうに言われたのが、未だに印象に残っています。
 
入会して間もなくした頃、31才の清潔感のある男性からお申込みされました。
私は彼のお相手の希望欄に目が留まりました。
「大人しそうな女性を希望します。」と―。
「わぁっ、ピッタリだ!!」と思い、彼女におすすめしました。
そしてお2人はお見合いをされた時から意気投合され、交際マークをつけるのにお時間はかかりませんでした。
それから仲良くデートを重ねられ、楽しそうなデートのご報告をいただいておりました。
 
ところが先日、A子ちゃんから「ちょっとご相談したいことがあるんですけど・・・」とお電話がありました。
A子ちゃんは「彼から『そろそろ敬語を使わないで話して欲しい。距離が近づかない感じがするから・・・。』と言われてびっくりしてしまって・・・。年齢が4才上なので、敬語を使うのは普通だと思っていたので・・・。私自身、全然距離なんか感じていなかったし、楽しかったのに。男の人ってそういうものなんですか?」と。
私は「そうねぇ。そうかもしれないわね。すぐに変えるのは難しいと思うから、少しずつ『です。ます。』を取って話すところから変えていくといいかもね。でも、あまり意識すると話せなくなって楽しくデートができなくなるといけないから、無理をしないで。彼には少しずつ直すねと伝えておいた方がいいと思うよ。」とお話しました。
 
そのお電話から少し経ち、どうしたのかなと心配していたら、11月4日の祝日にA子ちゃんからお電話がありました。
「杉浦さん、先日はありがとうございました。彼にお話したら『少しずつ変えていけば大丈夫だから。この先もずーっと一緒に生活していけるといいね。』と言っていただき、私も『お願いします』と言いました。」と、A子ちゃんはとても嬉しそうで、声が弾んでいました。
「きちんと結婚が決まるまでには、もう少しお時間はかかると思うけれど、今のこの嬉しくて楽しい時は一生に一度だから大切にして、楽しくデートをしていくといいと思うわよ。」と言って、お電話を終えました。
A子ちゃんの嬉しそうなお顔が目に浮かびます。
お2人にとっての春はもうすぐそこまできてますよ!!