初めてのデート代

先日、会員のS子さんがご来社され、少し考え込んだご様子でした。
「何かあったの?」とお聞きしましたら「杉浦さん、デート代って皆さんどうんな風にしてみえますか?」と。
 
先日、お見合い後初めてのデートをされた様です。
名古屋のとても素敵なレストランに誘われたので、そこで楽しくお話をされたりしておいしく食事をされた様です。
彼が会計をすまされた後のことです。
S子さんが「ごちそうさまでした。とてもおいしかったです。でも、結構高かったんではないですか?」とお聞きしましたところ、「それでは3千円でいいですよ」と言われたとのこと。
それでS子さんは「3千円で良いのですか?ごちそうさまでした。」と3千円お渡ししたそうですが、何か気持ちがしっくりいかなかったようです。
 
彼女が言うにはお支払するのが嫌だった訳ではないんです。ただ、
1.彼の年齢が40代後半だったこと
2.初めてのデートだったこと
3.そのお店は彼に誘われて行ったのに―。
などで、どうも気持ちがひっかかってしまった様です。
私は「女性としてのあなたの気持ちは痛いほどわかるけれど、いろいろな考え方があるものね。ただ、彼も割り勘をしたわけではなく、3千円は妥当な金額かとも思いますよ。」と答えました。
 
お金に対する価値観は本当にそれぞれ違うので、デート代については皆さんよくご相談があります。
男性の中には「女性には絶対出させない。男が払うべきだ」という考え方の人もいます。40才以上の方に多いですが―。
反対に、「男性が少し多めに持てば良いのでは」と言われるのは30代の男性に多いような気がします。
 
これはお金の話なんですが、気持ちの問題なんですよね。
上手にいくカップルはとてもその辺をスマートにやっている感じがします。
やはり、底に流れているのはお互い相手をどれだけ思いやる気持ちを持てるかどうかなのではないでしょうか?
そんなことを考えてしまう初秋の夜です。