お互い幸せに生きていこうね

スーパーの隅の方で待ちくたびれて手持ちぶさたの主人を見つけたので、急いでエコバックに食品を詰めていると、目の前の50代らしき女性に「あっ、杉浦さん?」と声をかけられ、手を止めて見るとOBのM子さんでした。
 
「あらっ、久し振りね。元気にしている?」とご挨拶すると、
「もう結婚して2年経ちますよ。仲良くやっています。でも、いろいろ問題はありますよね。」とM子さん。
お2人の結婚はお互い50才を過ぎてからの結婚でしたので、お互いしっかり自分というものを持ってみえるお2人が一緒に生活されることが大変だった様です。
最初のころはちょっとしたことで口論になり「荷物が車に積んであるの。今、家をとびだしてきた・・・。」と事務所にみえた時はびっくりしました。
「あなたは結婚して奥さんになったんだから、ど〜んと構えていればいいの。女は戻る家なんかないのよ!!」と言って、帰るようにいったことがあります。
それから何日かして「いろいろご心配をおかけしましたが、仲良くやっています。又、2人で一度伺います。」とお電話をいただきました。
それ以降、音沙汰なかったので時々「どうしているのかな?」と心にはかけていたのですが・・・。
 
「もうあれから2年経ったんだね。人間、どんな人も生きている限りは苦労はつきものなのよね。苦労の色がそれぞれ違うだけなのよね。後は自分自身がそれをどう受けとめていくのかで、幸せな道へ行くのか違う方向へ向かうのか、生きていく道が変わっていくのよね。人生ってそんなもんなのよ!!お互い幸せに生きていこうね!!」と言って別れました。
気にかかっていただけに、元気なお顔を見れて胸のつかえがとれ、ホッとしました。
本当によかったです。
いつまでも、お2人で仲良くね。