楽しいお電話

月曜日のことです。
午後6時30分になったので、そろそろ帰ろうかなと思い、帰り支度をしていると、電話が鳴りました。
「誰からかな?」
と思い、電話をとると、明るい声が飛び込んできました。
「杉浦さん、ご無沙汰しています。
先日は、祝電をありがとうございました。
ご挨拶が遅くなりましたが、無事挙式が済み、両方の両親や親戚の人たちも二人の結婚をとても喜んでくださり、挙式をしてよかったなと思っています。
結納をしたり、結婚式場の下見をしたり、家具を入れたりと、両家で行動することが多く、お互いの両親がとても気があり、すべてが和気あいあいの中で楽しく行われ、彼も喜んでおります。
両家の親同士はとても仲良くなり、近々旅行に行こうね等と話しが盛り上がり、進んでいるようです。」
と、電話の向こうのK子ちゃんの声が弾んでいました。
お二人は先月、名古屋の料亭「河文」で挙式されました。
ご主人が6歳上で40歳を過ぎていたので、挙式をするのにあまり前向きではなかった様です。
K子ちゃんは挙式をしたいという思いがあったので、彼は彼女の思いを受け入れ、落ち着いた料亭での挙式をされました。
でも、K子ちゃん曰く、
「今では、彼も挙式をして本当に良かった。K子ちゃんのおかげだね。」
と言っているとか。
そうしてみると、結婚式はご本人のためだけではなく、半分は親孝行のためになるのかな?とも思いました。
「また、近いうちに伺います。」
と元気な声を残して電話を終えました。
また、お会いできるのを楽しみにしていますね。