バレンタインの思い出

午後から豊田の松坂屋へ主人と買い物に出かけ、夕方帰ると、玄関先に近所に住む娘からバレンタインのチョコレートが届いていました。
主人は、
「お〜!アヤからだな。」
と喜んでいました。
夕飯の支度をしていると、娘から電話があり、
「お母さん!ビッグニュースだよ!」
電話口で興奮気味な娘です。
「(孫の)ゆうとがね、バレンタインで学校の女の子から告白されたんだよ!
それから、近所の女の子がチョコレートを持って来たんだよ!
それで、ゆうとが興奮して、自慢げで、おかしいし、可愛いし、とってもおもしろいよ!!」
電話の向こうで、孫のゆうとと娘の楽しそうな、“初”バレンタインの光景が目に浮かんできます。


そんな話をしているうちに、今年36歳になる末娘の“初”バレンタインの事を思い出しました。
末娘が丁度、小学2年生の時です。
(!孫のゆうとも小学2年生なので、同じ年頃です)
近所に“ショーちゃん”という男の子がいて、末娘はその"ショーちゃん”のことが大好きでした。
いつも
「ショーちゃんがね、」
とか
「ショーちゃんってね…」
と、ことあるごとに言っていました。
そして2月14日のバレンタインデーに、
「お母さん、ちょっとショーちゃんの家に行ってくるね!」
と言って、出かけました。
手には、自分んお小遣いで買った10円のチロルチョコレートを5個位を可愛い絵の描いてあるブリキのバケツに入れ、リボンを付けたプレゼントを持っていました。
帰って来た末娘は、ショーちゃんのおばさんに蜜柑を2個頂いたそうで、ニコニコ笑っていました。
今でも、その可愛い末娘の笑顔が目に浮かびます。
その後、2年ほど、その恋は続きましたが、儚くも破れてしまったようです。
しかし、末娘が東京の大学へ行くまでずっと、仲の良い友達同士でした。


孫と娘を重ね合わせ、久しぶりに末娘の子供の頃を思い出して、懐かしんだ一日でした。