人それぞれ

12月は交際中のカップルにとっては楽しいイベントが目白押しです。
42歳のI君は、現在38歳のM子さんとご交際中です。
先日、I君がご来社され、
「杉浦さん、今年は12月24日のクリスマスイブは土曜日なので、M子さんと一緒に過ごしたいと思っています。名古屋のミッドランドスクエアのレストランを予約しました。その時にプロポースしようと考えています。」
とI君。
「あら、素敵ね。M子さんは幸せ者よね。きっと喜ばれると思うわよ。夜景を眺めながらのお食事ってロマンチックでしょうね。どの位するの?」
と、参考までに伺うと、
「二人で4万円です。でも、予約したレストランのお店の名前は言わずに予約がしてある事しか伝えてないですよ。」
気遣いが出来るI君にとても感心しきりです。
「I 君、きっとM子さんから良いがいただけると思いますよ!!」
私が言うと、
「良いお返事が頂けると善いのですが…また、ご連絡させていただきます。」
と、うれしそうに帰っていかれました。

そんな、うれしいお話のある一方で、翌日の月曜日には、心なしか落ち込んだご様子のK君がご来社されました。
「杉浦さん、Y子さんと10ヶ月ほど、仲良くおつきあいをさせていただきましたが、12月の初めに会社から、<4月からタイへ2年間の予定で行ってもらえないか?>と言われ、自分としては突然のことなので、正直なところ、自分の事で頭がいっぱいになり、Y子さんのことを考える余裕がなくなってしまい…
二人で話し合いをして、<Y子さんに2年間も待ってほしいとは言えないし、2年で帰られるかどうかもわからない。とても悲しいけど、別の人との人生を考えてほしい>と言って終わりにしました。」
とご報告がありました。
K君は12月にきちんとプロポーズをします。と言っていた矢先だけに、お二人の気持ちを考えるととても可哀想で、私もすごく辛かったです。


赤い糸が繋がっていくカップル。
太いと思っていた赤い糸が突然プツンと切れてしまったカップル。
悲喜こもごもの一週間でした。