新婚生活


ドアがノックされ、ご来社された方を見てビックリしました。
ずいぶん前にご結婚され、退会されたFさんがニコニコして
立ってみえました。


「まぁ!!お珍しい方のご登場ですねぇ。本当にお久しぶりです。
皆さんお変わりありませんか?」
と、お尋ねすると
「今日は竜美ヶ丘会館まで用事があったのでお邪魔させていたたきました。
本当にご無沙汰しておりました。
あれからもう8年にもなります。
家内と一緒に、父親を83歳で母親を84歳で見送ることが出来、
自分も後2年で定年退職です。
子供たちもひと段落し、長女は嫁ぎ孫も出来ました。それがとても可愛いんですよ。
長男も銀行に勤めて、彼女も出来た様子です。
やっと家内も落ち着いて、この5月の連休から僕の家で暮らすようになりました」
と、とても嬉しそうにご報告されました。
毎日灯りのついた家へ帰れるのは嬉しいと喜んでみえました。


8年前、Fさんは初婚でしたが奥さんのKさんは三人のお子様を連れてのご再婚でした。
お二人ともとても人柄の良い方たちだったので安心はしていましたが、
長い間別居結婚生活をされ、お互いそれなりのご苦労があったかと思います。
当時、中学生と高校生のお子さんたちとも日にちをかけ
ゆっくりと打ち解けながら信頼関係を築かれ、
良い親子関係が出来たようで、
Fさんがお子さんたちにとてもよくして差し上げていたことを
奥様はいつも感謝されて、折りに触れ私共のところにお話をしに
ご来社されていました。


やっと二人きりの新婚生活が始まるのですね。
Kさん!!沢山甘えてください。
良かったですね。
どうぞ末永くお幸せに──。