義父母の言葉

私が今から40年前に嫁いだときは3世帯同居でした。
主人の両親に、兄夫婦とその子供たちが二人、さらに
私たち夫婦と子供が三人。総勢9人の大所帯でした。
自営業だったので、朝五時半に起き、お店の掃除に
食事の仕度、洗濯をして子供たちを保育園へ送りだし、
八時からお店に出ます。
今思うと、ずいぶん頑張れたものだと思います。
若さですね。苦労とは思いませんでした。
両親・兄夫婦とも、とても良い人達だったので恵まれて
板と思います。毎日楽しい生活でした。
嫁いで間もないある日、義父に
「キャンキャン吠える犬より尻尾を振る犬になるといい。
皆に可愛がってもらえるよ。」
と言われ、私もなるほど。と妙に納得したことを思い出します。
義父とはとても相性が良く、可愛がっていただきました。
またある日には、義母から
「この世の中は”ありがとう”と”ごめんなさい”という
心があればどんな坂も越せない坂はない!」
と言われました。
結婚して40年。この義父母の教えで無事に暮らせてこれた
ように思い、感謝しています。
私も自分の子供たちにはもちろんですが、結婚が決まって
退会されていかれるカップルにもこの言葉をはなむけとして
プレゼントしています。