出産

“コウタロウ”くんは、7ヶ月の元気な坊やです。
3月とは思えな程のあたたかな春の陽ざしに誘われ、パパに抱っこされたコウタロウくんが、ママと一緒に3人でJMC岡崎へ遊びにいらっしゃいました。
「あらあら、元気な坊やね。ママにそっくりね。ほんと!!目元がよく似ているわね。」
皆の話しを聞いてか聞かないかわかりませんが、パパの膝の上でツンツン足を立てているコウタロウくん。
「足の力が結構強いわね。ヨチヨチ歩きをするのも、そんなに遠くないわね。“這えば立て、立てば歩めの親心”ですね。」
などとお話しをしながら、
「ところで、お産は如何だったの?安産だったの?」
とお聞きすると…
「実は、大変だったんですよ。妊娠7ヶ月で早産しそうになり、入院していたんです。そして、何とか8ヶ月に入り、やれやれと思ったら、胎盤剥離になり、この子の命が危険になり、緊急手術で帝王切開して産んだんです。だから、コウタロウは、産まれた時は1,700gで、両手の中に入る位小さな赤ちゃんでした。こんなに大きく育って、夢見たいです。」
と、パパとママが顔を見合わせて笑っていました。
目の前にいるコウタロウくんが、そんな大変な中で産まれてきたとは、とても思えないです。目が生き生きしていて元気で…
「生命力のある子なんだね。」
と、私も胸がいっぱいになり、目がウルウル…
コウタロウくんは、皆がそんな話しをしているとはつゆ知らず、相変わらずパパの膝の上でツンツン足を立てたりして、喜んで遊んでいました。
少しずつ、いろいろな大変な体験を積みながら、パパもママも大人になっていくんですね。
大変な思いをして授かったコウタロウくん。
どうぞ、大切に育ててくださいね。
また元気なお顔をみせてくださいね。
バイバイ!コウタロウくん!!