風流な一時

先週の土曜日は岡崎の花火大会でした。
岡崎市は市制90周年という歴史があります。
その節目の年の為、今年の花火は例年にも増して豪華絢爛!
街のあちらこちらでは、明るいうちから普段の洋服から浴衣に
着替えたカップルが仲良く手をつないで下駄の音を鳴らしています。
どのカップルも楽しそうにお喋りをしていて、とてもお似合いです。
浴衣姿のカップルが多いと、街並みも普段とは違い、情緒があふれて
いるように見えます。
”今から花火を見に行くのかな?”と青春中のカップルたちを
見ながら考えていると、私自身の思い出がよみがえって来ました。
”あの頃も主人と一緒に花火を見に行ったなぁ”
若い頃の自分に思いを馳せてしまいました。


夜になり、花火大会はいよいよ本番です。
主人と東京へ嫁いだ娘、そして私の三人で岡崎公園に程近い伊賀川の
堤防へ花火見学に出かけました。
夜空に大輪の花火が咲き、「ドーン!!!」という音に心が騒ぎます。
ビールを片手に「わーきれい!」「すごーい!」と言い合いながら
夜空を見上げます。
ふと目を落とすと川面に映る花火もなかなかのもの。
流れる水面に咲く大輪の花たちも情緒があふれていました。
クーラーではなく、川を渡る風でさらに風流な一瞬になります。
素敵な一時を過ごせました。